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商品の需要やEC浸透傾向を知る(マクロデータ)

まず市場情報の入り口にあたるものは「マクロデータ」です。ご存知のとおり、中国EC市場規模はまだしばらく拡大が続くと予想されています。このようなデータは、インターネット上で検索をすれば、ある程度入手できます。
しかし、マクロデータとしてここまでで満足してはいけません。さらに一歩踏み込んで、例えば次のような切り口で検証してみる必要があります。
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自分の商材は中国人がインターネットで買い物をする土壌があるのか?
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ターゲットとなる顧客層(年代等)は今後どれくらい伸びるのか?
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競合企業も含めた標準コンバージョンレートは?
コンバージョンレート傾向については、下記のグラフのようなデータで確認ができます。商品カテゴリによって、当面自社サイトの目指すべきコンバージョンレートが異なることが確認できます。さらに、時期によっても異なることも分かります。これは春節などの年中行事、学生の休暇シーズンといった季節要因によるものです。こうした進出先の文化的要素も含めてマクロデータとして認識する必要があります。

このようなデータの収集先としては、進出先の国や地域の内資系調査機関がおすすめです。特に欧米とも商習慣が大きくことなる中国については、この傾向は強くなります。上述のグラフも、中国で最も信頼されている調査機関のひとつアイリサーチ社によるデータです。定量的なデータに加えて、定性的な見解の付加も期待できるため、ひとえにマクロデータといっても、その活用度合いは大きく、より効果的なデータといえます。
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