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情報の集め方

効率的・効果的な海外市場情報の集め方 (中国編)

  一言で市場情報といっても、さまざまなタイプの情報があります。マクロデータからネットでは調べきれない個別競合企業の内部情報まで、多種多様な情報が実際に入手可能です。また、これらの情報には値段がついており、日本国内の商慣習と比べるとしっかりと対価を要求されることが多いように見受けられます。「数を集めれば何かは使える」では限界があるのです。仮に予算があったとしても、不適切な情報に惑わされたり、不要な情報に時間をとられたり、とビジネス上の損失につながる可能性も日本国内に比べると高くなりがちです。
  では、どのような情報をどのように集めればよいのでしょうか? これについては、進出先によって異なります。入手できる情報がことなるからです。さらに、EC事業者の進出フェーズによっても異なります。ここでは、越境ECの進出先として注目される国のひとつ「中国」について、以下の進出ステップに合せた具体的な情報例をご紹介します。
※この記事は、iResearch Japan株式会社様よりご提供頂いています。

 

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まず市場情報の入り口にあたるものは「マクロデータ」です。ご存知のとおり、中国EC市場規模はまだしばらく拡大が続くと予想されています。このようなデータは、インターネット上で検索をすれば、ある程度入手できます

商品カテゴリ別競合ブランドの販売傾向を知る(タオバオデータ)

中国EC市場の特徴として、タオバオ(淘宝)という圧倒的な規模を誇るサイトの存在が挙げられます。例えば、「シングルデー(2011年11月11日)」に行われたキャンペーンでは、1日でなんと約620億円(52億元)を売り上げ話題になりました。このように、中国ECの中でも最も盛況な場といえます。

商品カテゴリ別競合ブランドの広告戦略を知る(広告データ)

中国に限らず新しい市場に参入する場合、その市場での自社の知名度が非常に大きなファクターであることは言うまでもありません。ビジネスチャンスを求めて世界中から企業が集まっている中国でもそれはことさら顕著です。ブランド浸透の重要性を感じている進出企業が、様々な媒体で盛んに広告出稿を行っています。中でも、毎年拡大を続けるインターネット広告の市場は、今では年間1000億円をはるかに超える規模にまで拡大しています。

自社ブランドの認知度や課題を知る(カスタマイズデータ)

本章では、ある程度商品販売実績があがり、その先に自社製品を広大な中国でいかに効果的に流通させるかを考えるフェーズとなります。販売の拡大を狙うという意味では、まずは現在地、すなわち自社ブランドの市場ポジションを知ることが重要です。一般的には消費者向けのブランド認知調査などが考えられますが、中国においては、それだけでは足りません。消費者に商品が至るまでの様々なプレーヤー、例えば通関業者、倉庫業者、卸売業者などの現地企業向けマーケティング活動も中国での戦略を練る上では欠かすことができません。

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